妊娠中の母親の魚の消費は、乳児のビフィズス菌優位なマイクロバイオームと関連している

Maternal Fish Consumption in Pregnancy Is Associated with a Bifidobacterium-Dominant Microbiome Profile in Infants.

 ガイドラインでは、妊婦は週に2~3食分の魚を摂取することが推奨されている。妊娠第3期にこの推奨事項を満たすことが、乳児のマイクロバイオーム組成と多様性の違いと関連しているかどうかを検討した。114人の乳児とその母親を対象に16S rRNA解析を行い、乳児にはBifidobacterium優勢、Enterobacter優勢、Escherichia優勢の3パターンのマイクロバイオーム組成があることを確認した。母親の20%が推奨された魚摂取量を満たしていたが、母親が推奨量を満たしている乳児では、Bifidobacterium優勢型がEscherichia優勢型よりも多いことが明らかになった(RR ratio:4.61;95%CI:1.40, 15.15;P = 0.01)。この知見は、妊婦の魚の摂取の有用性について乳児のマイクロバイオーム組成への効果を含めた推奨事項とすることを支持する結果である。

 

著者名

Meg Simione, Stephanie G Harshman, Ines Castro, Rachel Linnemann, Brianna Roche, Nadim J Ajami, Joseph F Petrosino, Benedetta Raspini, Sandra Portale, Carlos A Camargo, Jr, Elsie M Taveras, Kohei Hasegawa, Lauren Fiechtner.

文献名

Curr Dev Nutr. 2019 Dec 19;4(1):nzz133.

URL

https://academic.oup.com/cdn/article/4/1/nzz133/5681387 

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