このページでは、検体を採取する際に使用するキットの内容、絵を用いた便・唾液採取に関する簡易説明、採取後の送付までの保管方法についてご説明しています。検体採取時からDNA抽出までの品質を担保するため、便・唾液の採取は弊社指定の検体採取キットの利用をお勧めしています。

便の採取方法

キット内容

採便容器・採便容器袋・採便シート・採便方法説明書・採便シート説明書

写真:便採取キット

便採取方法

糞便の採取方法は、下記図に示したように非常に簡便です。まず、洋式便器に採便シートを取り付けます。その後、採便シート上に排便をします。採便容器を用意し、便をスプーンあるいはブラシで3~4箇所刺します。スプーン先に小豆大の便が残るようにし、保存液が含まれる容器に便を戻します。保存液と便が混ざるように懸濁します。以上で便の採取は終了です。検体輸送まで低温(0~10℃)で保存していただくようお願いいたします。

イラスト:糞便の採取方法 採便シートの取り付け、スプーンあるいはブラシで便を回収、採便容器中で保存液に懸濁

唾液の採取方法

キット内容

唾液採取容器・唾液採取方法説明書

写真:唾液採取キット

唾液採取方法

唾液の採取方法は、下記図に示したように簡便です。まず、唾液回収容器に唾液をキット説明書に従って回収します。その後、漏斗の蓋をパチンと聞こえるまで閉めます。漏斗の蓋を閉めることにより唾液に含まれる菌を固定する液が容器内に導入されます。容器を密閉する為に、漏斗蓋からスクリューキャップに交換ししっかりと閉じます。最後に、保存液と唾液が混ざるように数回振ってください。以上で唾液の採取は終了です。検体輸送まで室温(15~30℃)で保存してください。

イラスト:唾液の採取方法 唾液回収容器に唾液を回収、漏斗の蓋を閉める、キャップを取り換え密閉

採取した便や唾液の保存方法(発送いただくまで)

採取した検体の保存方法

当社が採用している採検容器は、便や唾液を回収後、1週間程度は室温で保たれるように設計されています。しかしながら、データの信頼性や再現性を向上する為、採取後の便は10℃以下での保存をお願いしています(輸送業者にお渡しになるまで)。ご家庭にある冷蔵庫または当社オリジナルの低温保冷箱にて保存をお願いいたします。また、採取後出来るだけ早く当社まで輸送していただきますようお願いいたします。検体保存や輸送の詳細に関しましては、別途ご案内いたします。

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